荒川選手と金メダル
トリノオリンピックのフィギュア・スケートで金メダルを獲得した、荒川選手は、なぜ金メダルを手にする事ができたのだろうか。
フィギュア・スケートの採点方法が変わり、一つの演技の中で、ミスが許されないのはもちろんのこと、工夫した技術を盛り込まないと満点をとることは出来なくなったのだ。
例えばスピンでは、4回は姿勢を変えて、それぞれの姿勢は3秒間は保たなければならない。それを回転中に止まらずにやらなければならないのだ。
精神面ではどうだろうか。荒川選手は、ほかの選手のことは、気にならなかったと語っているが、演技の待機中のときは、ヘッドホンでトゥーランドットを聴いていたそうだ。
音楽を聴いてリラックスできるのは、人間の本能的なものなのかも知れないが、それを上手く活用することは大切である。
少なくても荒川選手は、金メダルを取る事に集中していたわけではなく、むしろ無欲であったから、自分の演技に集中できたのではないだろうか。
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